軽トラ愛語っていいですかっ(とくにスバル・サンバー)
いなかは車がないと生活できません。その家に大人が3人いれば車が3台+1台あります。この+1台が軽トラ。農作業に、山仕事に、家のリフォームにとなくてはならない存在です。軽トラはもはや日本のいなかの生活文化と言っても過言ではありません。
軽自動車という規格は日本にしかありませんから、当然軽トラも日本独自のもの。各社厳しいレギュレーションの中でしかもコスト安く作ろうとすると、ほぼ同じ形・サイズになっています。例えば荷台の長さは1940mm、幅は1410mm。
で、軽トラなんてどのメーカーでもいっしょでしょ、と思うとそうではなく。特にスバルの軽トラ、サンバートラックは異彩を放っていました。・・・と過去形なのは、すでにスバルは生産をやめてしまったからです(今、サンバーとして売られているのはダイハツのOEM)。
後ろから見ると荷台下の黒いパネル。これがサンバーの特徴です。この中には・・・
エンジンが詰まっています。リアエンジン後輪駆動RRというやつですね。このおかげで、サンバーだけは空荷でも後ろが軽すぎないので走りが安定しています。タイヤを選べばですが、スポーツカー並み!のコーナーリング性能を発揮します(使用者の個人的感想です)。「農道のポルシェ」という異名があるのもうなずけます。
知る人ぞ知るところでは、軽トラ運送のフランチャイズ「赤帽」の車がすべてサンバーでした。赤帽は高速道路を長距離走るので耐久性にすぐれた仕様のものをスバルが赤帽と協力して独自に開発したのでした。「赤帽サンバー」です。
またJAと協力してJAサンバーという特別仕様車をJAが販売していました。このせいでいなかでは圧倒的に軽トラといえばサンバーでした。新車がなくなってしまった現在でもいなか道で一番多く走っているのはサンバーです。
私がいなかに移住してまず購入したのがこのサンバー。もちろん中古。近くの自動車整備屋さんで年式は古いですが走行距離の短い出物がありほぼ即決。あこがれの?サンバーオーナーになりました。作業時はもちろん、ちょっとした買い物など日常の足に使っています。たまには仕事で高速道路にのって長距離を走ることもあります。
で、困ったことが(ここからDIYネタです)。荷台にシートをかぶせて雨に備えるのですが、雨が降るとシートに大きな水たまりができます。車を動かすと結局荷台が濡れてしまうのです。それを防ぐために荷台の真ん中に角材を通してシートの中央を高くしているのをよく見ます。でもカッコ良くないし・・・ということで荷台カバーを作ることにしました。
こんな感じ。防水合板の裏を角材で補強。
一応、固定用のネジもつけました。突っ張る感じ。
カラースプレーで青く塗り、
ぴったりです。ちょっとした荷物を載せるために、合板に角材で枠を作り、
市販の衣装ケースを設置しました。
こんな感じで荷台後部のふただけ開けて使います。
運転席。余分なものは一切なし。走る機能だけというのがいいですね。
シフトレバー。赤いスイッチを押せば簡単に4WDに切り替わる優れもの。
ギアは6速MT。これもスポーツカー並みですね(笑)。荷物なければ2速発進です。EL(Extra-Low?)ギアのおかげで、オフロードも走れます(使用者の個人的感想です)。
これ、若い人にはわからないですよね。窓を手で開けるグルグルです。高速道路の料金所を通るたびにグルグルします。
長距離ドライブすることもあるので、オーディオをつけました。もちろんスピーカーなどはないので・・・
運転席シート後ろに設置。今、Youtubeで話題のダイソー300円スピーカーです。けっこういい音します。
ということで。快適軽トラライフ。あなたもいかがですか?